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契約書のチェックを弁護士に依頼するメリット

１　はじめに

企業間の取引では、取引基本契約、売買契約、秘密保持契約など、様々な種類の契約が取り交わされ、契約書が作成されることが多いと思います。

口頭での合意では、客観的なものが残りませんので、言った、言わないという水掛け論にもなりかねません。契約書の作成は、当事者間の合意の内容を明確にすることにつながりますので、紛争の予防という観点からは、大切だと思います。

契約書を作成している場合でも、当事者間で、紛争になることはあります。当事者間でトラブルが生じた場合、契約書に記載された文言がポイントになることが多いと思います。

一方、契約書に書かれている文言は、難解な文言も少なくありません。専門家でないと容易に理解することができない条項もあると思います。

それでは、契約書のチェックを弁護士に依頼することは、どのようなメリットがあるのでしょうか。　　

契約書の内容について、その文言を読むだけでは、容易に理解できない条項もあると思います。弁護士に契約書のチェックを依頼すれば、弁護士から詳しく説明をしてもらえ、契約書の内容の理解が深まると思います。

契約書の文言について、相手方から提示された契約書は、相手方に有利な条項が入っていたり、当方にとって、入っていると望ましい条項が入っていなかったりする場合があります。

弁護士に契約書のチェックを依頼すれば、契約書のなかに、当方にとって不利な条項が入っていないかなどを確認することができます。

契約書のひな型には、一般的なことは記載されていますが、当該企業の取引の実態に沿ったものであるとは限りません。

取引の実態を弁護士に説明してチェックしてもらうことによって、より取引の実態に即したものに近づくことができる場合が多いと思います。

契約書を作成した場合でも、当事者間でトラブルになる場合はあると思います。

想定されるトラブルの解決指針を契約書に記載することにより、トラブルとなった場合に、契約書の文言が解決の指針となる場合があります。

寺部法律事務所では、

①相手方が作成した契約書の案を自社でチェックします

②相手方が作成した契約書の案をもとに弁護士と打ち合わせをします

打ち合わせの際、ご相談者である会社の業務の内容、相手方の会社の業務の内容、予定している取引の内容、商慣習、予想されるトラブルなどをうかがいます

③弁護士が打ち合わせの内容を踏まえて契約書の案に対し意見を述べます

④弁護士の意見も参考にしながら、自社で契約書の内容に対する意見を相手方に伝えます

といった手順になることが多いと思います。

契約書の内容を相手方に伝えた結果、相手方から回答があった場合には、さらに、①～④の作業を繰り返す場合があります。

寺部法律事務所では、

①自社で契約書の案を作成します

②作成した契約書の案をもとに弁護士と打ち合わせをします

打ち合わせの際、ご相談者である会社の業務の内容、相手方の会社の業務の内容、予定している取引の内容、商慣習、予想されるトラブル、契約書の作成過程や、各条項の意図などをうかがいます

③弁護士が打ち合わせの内容を踏まえて契約書の案に対し意見を述べます

④弁護士の意見も参考にしながら、自社で契約書を修正し相手方に契約書の案を伝えます

といった手順になることが多いと思います

契約書の案を相手方に伝えた結果、相手方から回答があった場合には、さらに弁護士と打ち合わせをして、相手方の回答に対する当方の意見を伝える場合があります。

契約書について、分からないことがありましたら、弁護士までご相談ください。