【コラム】事務員、英国の思い出にふける。Hot chocolate
事務員、英国の思い出にふける。Hot chocolate
4月になりましたが、雨の日も多く、まだまだ朝夕冷えておりますね。
冷える日は、温かい飲み物でほっこりするのも幸せな時間です。 ぽっちゃり事務員、見た目でわかるほど、甘いモノが大好物です。
イギリスで、ホットチョコレートに出会ってしまい、ハマってしまいました。
イギリスのカフェでは、ホットチョコレートが年中通してメニューに存在します。
ココアよりも多少、チョコレート感が高いくらいかな?ぐらいで、味もお店、販売商品により異なります。
小さなマシュマロを浮かべて飲もうものなら、たまらなく幸せなカフェタイムを堪能できます。
ある日の私と家族、イギリス国内を旅行中、湖のほとりにカフェを見つけ、ひと休憩することにしました。
湖の岸辺でのんびりいただくならば、ホットチョコレートがベストチョイスだと考えた私は、ホットチョコレートをオーダーしました。 カフェの店員さんから「砂糖かミルクいる?」と、尋ねられました。
頭上に?(クエスチョンマーク)が並びましたが、私は必要がない旨を伝えました。
まだホットチョコレート初心者だった私は、ココアのように本格的大人味(ビター)ホットチョコレートが存在するのかな?という気持ちでいました。
少し待って、「はいどうぞ~。」と。手渡されたプレートには、ティーカップとシルバーの可愛いポットが。
「あ。やっぱり聞きとれてなかったみたいだね。」と、笑いに変わりました。何と認識されたのか、どきどきワクワクしながら、ポットに注いでみました。
中身はシルバーポットの可愛さとは対照的に、とてつもなくブラックなティーでした。ストレートで飲むものではなかったかもしれません。とてもとても大人味でした。初体験のお茶となりました。
後にも先にもこれきりで、そのお茶がなんだったのか今も謎のままです。 「chocolate」の発音は、英語ビギナーの私にとって、その後もそれなりに苦戦しました。違う物が出てくることはありませんでしたが、聞き返されたりする事はよくありました。
英語のレッスンで、そんな話を現地の先生にお話ししたところ、笑って一生懸命発音を教えてくださいました。(そのニュアンスを伝えるのももちろん英語、先生も苦労したに違いありません。)
特に、チョコレートの語尾の「レート」が良くないそうで、もっと抑揚をつけて、「チョコ・レット」ぐらいで発音するのがいいのだと教えてくださいました。
先生と二人で踊るようにレッスンをした後は、カフェでも一人でホットチョコレートを注文し、満喫できるようになりました。 ほろ苦くて、でも暖まる楽しい思い出です。
冷える日は、踊るような気持ちで、ホットチョコレートにマシュマロを浮かべ、ホカホカ過ごしてみてはいかがでしょうか?