【コラム】英国の思い出にふけるBritish Weather

英国の思い出にふけるBritish Weather

台風が突如訪れるようになりましたが、まだまだ暑い日が続いております。

冷房完備の事務所内にもかかわらず、毎日一人だけ汗だくになっている事務の私であります。
日本の夏を3回も体験せずに済み、大喜びだった私ですが、今は一番苦しい状況を味わっております。
日本の夏がこんなにも暑かったのかと、毎日実感しております。

「イギリスは、一日の中にも四季がある」と、その昔、英語の授業で学びました。
ポエムのような素敵な一節です。
しかし、現実には、「一日のうちに、晴れ、曇り、雨が全部ある」ということです。
私は、ロンドンより少し北部の大きな町(現在は市になりました)に住んでいました。

都会の熱の影響もなく、「最高気温30℃」という表示が出ることが、「猛暑」でした。気温もさることながら、日本との一番の違いは湿度だと思います。
ここ豊橋は、海から風が吹くとはいえ、それでもやはり夏はじっとりします。
イギリスはとても乾燥しているため、暑い日でも、木陰に逃げてしまえば十分でした。
雨がシャワーのように降りそそぎ、短時間の雨で、あっという間に世界はクールダウンします。
夕方前にはよく雨が降ったりしたので、日によっては寒いくらいでした。


そんな快適な気候で、なおかつ、夏は夜10時くらいまでお空は明るいので、平日の夜でも、家のあちらこちらからワイワイとパーティーやバーベキューをして楽しむ声が聞こえました。
私もその雰囲気に触発され、小さなBBQセットを購入し、庭でささやかに楽しみました。
バーベキューの際、ハンバーグを焼いて、ハンバーガーを作るのが英国スタイルのようですが、私は焼きおにぎりを作りました。
醤油の香りに、遠い日本を感じました。

イギリスでは、8月下旬ともなれば、残暑を感じる間もなく秋到来といった感じです。
9月となった今頃は、もうすっかり秋になり、寒さも感じるほどでしょうか。
想像するだけでうらやましく思えます。
今もし『どこでもドア』があったなら、私は、「イギリスへ行きたい~!」と、叫んでしまいそうです。

それでも、ここ豊橋でも、朝夕は涼しさを感じられる日も増えてきました。
気が付けば、鈴虫が鳴き、彼岸花も咲いています。
意識してみれば、すでに秋は始まっていました。季節の移り変わりを感じられるのも、また、日本の良さかなと思います。

まずは、健康第一です。季節の変わり目、皆さまどうぞお体ご自愛くださいませ。
(未だ夏バテ中の私に特に言い聞かせたいと思います。。。)