【コラム】英国の思い出にふけるFormula 1

英国の思い出にふけるFormula 1

先日、プチ車オタクの事務員は、三重県にある鈴鹿サーキットで開催されたF1 Japanese Grand Prixへ行って参りました。

そのイベントで、私は、F1ドライバーさんによるサイン会の抽選に見事当たりました!
某有名ドライバーさんが、目の前でサインを書いてくださいました。
実のところ、1番のファンは別のドライバーさんだった私ですが、分刻みのスケジュールの中、ご多忙極まりないはずなのに、微笑みながら優しく対応してくれるそのドライバーさんの仕草に、ホレボレ・・・いや、プロ意識の高さを感じました。

私は緊張のあまり震える手を押さえながらも、必死に1年ぶりの英語で応援メッセージを伝えました。
・・・が、私の英語力の低さに、あえなく撃沈しました(サインを書くことに忙しかったのだと、無理やり自分を慰め、正当化することにしました)。

この出来事を機に、単純な私は、ひそかに心の中でこのドライバーさんを応援することにしました。
サインをいただいてからは、観戦している自分の気持ちが変わりました。
今までは、漠然と観戦していましたが、レースが始まったとき、練習走行の時とは全く違う、ものすごいオーラを感じました。

レースとなればミリ単位の勝負だそうです。
その緊張感が目で追うだけでもピリピリと伝わり、その雄姿にとても感動しました。
レース結果は、なんと!そのドライバーさんが、予選も決勝も1位を獲得しました!!
今年、年間チャンピオンになるかもしれません。楽しみです。


さて、私が、F1観戦を初めて体験したのは、イギリスでした。
住んでいた家から車で30分というところに、カーレース好きの方々の間でとても有名なシルバーストーン・サーキットがありました。私の勝手なイメージでは、レース観戦といえば、てっきりコアな車好きの方のご趣味と思っていました。

しかし、実際に足を踏み入れてみると、コースの周りでは、スナックや飲み物、グッズ販売などたくさんのショップが立ち並び、設置された舞台では、トークショーやミュージックライヴでたくさんの人が盛り上がっていました。

また、一方では、芝生で寝転び、のんびりしている人や隣接する駐車場でキャンプやBBQを楽しんだりする人たちもいました。
そのような光景を見た私は、F1観戦の敷居の低さに衝撃を受けました。
こんな知識の薄い&熱のやや低い私でも、私流に観戦すればいいのだと思えたわけです。
もともと、ドライバーさんのルックスをメインに応援する人を決めていたよこしまな私ですが、それでもいいのだ!と、割り切ることにしました。


それからは、おにぎりと温かいお茶を持参し、F1観戦にピクニック気分でウキウキ出かけるようになりました。
そして少しずつ、F1の知識が勝手に増えていき・・・気が付けば、サーキットへ一人で出かけて、レース前のイベント、ピットウォークなどに参加するまでになっていました。

今ではイギリスでの楽しかった思い出の一つです。

F1について、興味の持ち方、楽しみ方は様々なようです。
皆様も、もし興味がわきましたら、イケメン・・・もとい、F1をチェックしてみてはいかがでしょうか。